とっても身近な植物でも日常生活では気に留めませんよね?
「なんでハイビスカスの花の色はあんなに鮮やかなの?」
「なんでバラにはトゲがあるの?」
「なんで高山植物は色素が濃いの?」
雑草のような植物から誰もが知っている花や木、果物などに対してもっているちょっとした疑問から、植物の「すごい!」を解説し、紹介している新書。
植物と日本語の深い関係
日本人の生活には植物との関係が密接に関わっているのがこの本を読んでいてわかります。
たしかに、昔から日本のことわざや文句に植物が登場したり、植物のようすに比喩されることが多々ありますよね。
例えば、
「蓼食う虫も好き好き」などなど、
この言葉の意味は「人の好みは人それぞれ」という意味です。
蓼はピリ辛い味がしますが、好んで食べる虫もいるかもしれませんね。
しかし、このピリ辛さが虫食いから守る手段でもあるでしょう。
反対に植物の名前のユニークさにも注目できます。
「ライオンゴロシ」
「アリドオシ」
「ワルナスビ」
「なんでこんな名前が付けられているの?」と思いますが、この本を読んでみるとわかります!
「アリドオシ」という植物はトゲを持っています。
そのトゲの鋭さからアリをも通すようなトゲという由来があるようです。
画像検索で確認してみたら本当に鋭い、、、
「ライオンゴロシ」って本当にライオンを殺しちゃうの?って思うほどのインパクトがありますが、実際は、、、
この本は面白かったですよ~!
ジベレリンって何?
いろんな植物の特性や能力を知りながら読んでいると「阿呆苗」などイネに関する内容になりました。
「阿呆苗」とは病気にかかったひょろ長い苗のこと。
しかしこの病気の苗から見つかったカビ、ジベレリには植物の成長を促進させる能力が判明!
それを改良して植物を成長させる薬を発明して名付けられたのが「ジベレリン」!
ジベレリンを植物に意図的に投与することで、植物を成長させることができるようになった!
植物の可能性は発見によって様々な使用方法があるし、これらを見つけた日本人たちが残した功績はそれこそ「すごい!」といえるだろう。
葉っぱから芽がでる植物?
「どういうこと?」と思ったら是非、画像検索をしてみてください!
名前は「セイロンベンケイソウ」
葉っぱにいくつかの切り込みをいれて、水の入った皿に浮かべておくと新しい葉っぱや根を出します。
これは日本の小笠原諸島などでも見つかられるそうですが、通販でも入手できるようです。
「マザー・リーフ」や「ハカラメ」など、いろんな名前でも親しまれています。
そんな植物があるなんて知りませんでした。。。
感想:植物はすごい!(納得)
ハーブ栽培から植物に興味をもってこの本を買ってみたが、いろんな植物について書かれているからもっと植物に対しての興味がわきました!
植物すごいです!

植物はすごい - 生き残りをかけたしくみと工夫 (中公新書)
- 作者: 田中修
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/07/24
- メディア: 新書
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