クルーズ船の上から見た合流地点。
本当に混ざらないこの2色の川。
これを見るためにマナウスに来た!といっても過言ではないです!
写真と共にアマゾン2つの河川の合流を振り返りたいと思います。
2河川の合流
僕がアマゾン川の合流地点を見た場所です。
マナウスから少しだけ下流の方に向かたところで大きな2つの川「ネグロ川」と「ソリモエンス川」が合流します。
黒いネグロ川
ベネズエラを源流とする酸性の川。栄養塩素の少ないことから「飢餓の川」とも呼ばれているそうです。「ネグロ」とは現地の言葉で「黒色」を表します。名前の通り川の色がコーヒーのような色合いをしています。
ネグロ川はマナウスあたりで白い川の「ソリモエンス川」と合流します。
白いソリモエンス川
アンデス山脈東部を源流とする中性からアルカリ性の川。栄養塩を豊富に含み肥沃な水の特徴から「肥えた川」とも呼ばれているそうです。
ソリモエンス川はマナウスあたりで黒い川の「ネグロ川」と合流します。
綺麗な合流地点
見れば見るほど不思議な光景。
右の茶色い川が「ソリモエンス川」
左の黒い川が「ネグロ川」
この合流地点は数キロ以上にわたってこのような状態が続いているようです。しかし、最終的には1つの大きな川になるので水面下の深いところでは徐々に2つの川が混じってそうですね。
水の色が混ざらない理由
この珍しい現象を生み出している要因は2つの河川の「水温」と「流速」が関係しているようです。元々2つの河川は源流が違い、水の性質も違うので色の違いについても源流等の地域環境が関係しているのですね!
ネグロ川 水温約28度 流速3~4キロ
ソリモエンス川 水温約22度 流速7~8キロ
リソース等
滋賀県の高校生たちがこの現象の疑問を解消しよと研究結果をネットに発表していました。わかりやすいので見てみてください。
ブラジルの文化遺産に認定
2014年にこの「ネグロ川」と「ソリモエンス川」の合流地点はブラジル国立歴史芸術遺産研究所(IPHAN)にブラジルの文化遺産として認定されました。
その色が混ざらない特徴とその周辺での祭りなどの伝統文化を守り続けていることが認定の要因になったようです。
ブラジル旅行記
空の青色、ジャングルの緑色、ソリモエンス川の白色、ネグロ川の黒色。様々な自然の色が混ざり合う場所。アマゾン川ツアーの最大の魅力のひとつであるこの合流地点を目の当たりすると感動しました。川の規模の大きさにもビックリしますが、世界でも珍しいこの現象がマナウス付近で見られることが幸運ですね!
これを見るためにマナウスに来た!といっても過言ではないです!おそらく、マナウスに行って合流地点を見た人なら共感してくれるかも!?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!