アルの備忘録

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梅の木からゼリー状の樹液は大丈夫なのか?

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夏も終わり葉っぱも枯れ落ちた梅の盆栽

次の春の満開が待ち遠しい中、梅の木を観察していると違和感を発見!

 

 

なんと梅の木から樹液が出ていました!!!

 

 

 

 

梅の木からゼリー状の樹液を発見

枝や表皮を観察していると何か小さな丸い突起物が目に入った。

よく見てみると表皮から梅の樹液が出ていました!

梅の木からゼリー状の樹液が出ている



桜の木から樹液がでているのは見たことがあるのですが、梅の木からも樹液がでてるとは。

「そもそも、なんで樹液がでるの???」

 

理由が全然わからないので今回のをきっかけに少し調べてみました。

 

樹液がでる原因

そもそもの樹木から樹液が染み出す原理を理解したいと思います。

 

簡潔に樹液がでてる仕組みとしては、

表皮から維管束まで傷つくことによって樹液が漏れ出している

ということみたいです。

師管・導管・維管束とか学校で習いましたね。

こちらのサイトにわかりやすく載っていました!

木が樹液を出すのはなぜ?人も虫も森のめぐみの恩恵にあずかっている!│ケンスケの休日を楽しく過ごすブログ

 

 

なるほど、

では、「なぜ樹液がでるほど傷ついたのか」原因について迫りたいと思います!

 

梅へのストレス (環境要因)

・水やりが悪い

(水を与えすぎている、または全く水を与えていないなど)

・土壌が適していない

(栄養が多すぎる、乾燥しきっているなど)

 

などは樹木にストレスを与えるきっかけになります。

これらの場合は人の手で改善できる要因ですね。

 

樹脂病 (病気)

病気の中には樹脂病、潰瘍病(かいようびょう)などがあるみたいです。

 

樹脂病は名前の通り樹脂が流れ出す病気の名称みたいです。

今回の梅の木から樹液が流れ出しているので、樹脂病といえるかもしれません。

 

樹脂病の原因は一定ではなく「胴枯(どうがれ)病菌」、「がんしゅ病菌」などよくわからない細菌が影響していることや、次で紹介する害虫が原因でもあるみたいです。

 

コスカシバ (害虫)

樹脂病の原因で多く見かけるのが「コスカシバ」という害虫の名前。

コスカシバが与える影響などについて少しまとめました。

 

コスカシバの生態

  • コスカシバの成虫が表皮の裂け目や傷口に産卵
  • 幼虫が少し侵食して越冬
  • 春先に寄生部分で蛹になって夏先に成虫になる

 

 

コスカシバの影響

  • 寄生量が多いと樹木が弱くなる
  • 胴枯病が併発する可能性がある
  • 食害部分は広くなって表皮部分は最終的に枯死する可能性がある

 

コスカシバの発見方法

  • 侵食部分から漏れ出す樹液の中に虫糞が混じっている場合はコスカシバの可能性が高い

 

最終的に樹木が弱って枯れてしまうので厄介ですね。

 

人為的損傷

日々の生活の中で知らないうちに人の手によって樹木を気づ付けてしまっているかもしれません。

 

幹など傷が入ってしまい、そこから細菌などによって樹木が弱くなってしまうと樹脂病になっているかもしれません。

 

梅の盆栽への影響

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そのままにしていると樹木が弱まる原因になって最終的には枯れてしまうかもしれません。

 

樹液がでている大きな原因は樹木が何らかの影響で弱っていて、染み出しているということがわかりました。

原因について、まずは細菌なのか害虫なのか見極める必要がありそうです。

 

弱まってくるとほかの病気や害虫を誘発してしまいそうなので早めの対応や応急処置が必要そうです。

 

枝や表皮にある樹液の対処方法

原因によって微妙に対処方法が異なるので簡潔にまとめました。

 

環境要因の場合

  • 適切な水やりと土壌を与える

 

樹脂病の場合

  • 病気を防ぐ用の炭酸カルシウム剤を塗布する
  • 環境要因と同じ適切な環境になるように改善する

 

コスカシバの場合

  • 侵食部分の表皮をめくり、白い幼虫を取り除く
  • スミチオン乳剤などを散布する

 

この先も梅の木の満開を見たいのでしっかり対策していきたいと思います!

来年の満開が楽しみです!!!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!