ベタにフィルターは必要か否か
「ベタは飼育が楽だ」
「グラスで飼える」
といった文句から飼育が楽でフィルターは必要ないといった印象が強くあります。
私もベタの飼育を始めるまでは、フィルターは必要ないのではないかと思っていましたが、飼育を始めて、調べてみてわかったことがあります。
結論としては
フィルターは付けた方がいいということです。
その理由を見ていきましょう!
フィルターの役割
フィルターの役割について知りましょう。
フィルターを付けることによってベタの飼育環境が安定します。
何より飼育が楽になります。
水のろ過について
フィルターはその名の通り、水のろ過機能がメインの器具です。
水中にあるゴミなどを吸い取って、綺麗な水にしてから水槽に排出されます。
バクテリアの定着
フィルターについているスポンジなどにバクテリアが定着します。
バクテリアを定着させることで、水中の有害物質を無害化させることが期待できます。す。
酸素の循環
これはフィルターだけでなくエアーポンプに当てはまることです。
フィルターから排出される水によって、水槽内に水流(循環)が起こります。
水槽内の酸素は水面に近い部分に多くあり、底面に近づくほど少ないです。
フィルターの水流によって循環が発生し、水面近くにある酸素を底面にまで届けることが可能となります。
ベタはラビリンス器官を保有しているため水面から直接酸素を取り込むことが可能ですが、酸素を水中に循環させることで他の生物にも酸素を共有させることが可能です。
フィルターなしの場合
フィルターを付けない場合に必要なことは何か。
頻繁な水換え
ほとんど毎日水換えが必要だといわれています。
フィルターを付けないことで水槽内やベタの糞から出る有害物質を分解するものがないため、すぐに水質が悪化してしまいます。
これは人間側の作業負担だけでなく、ベタにも大きな負担になります。
水換えを怠ってしまうと水質が汚染された状態になるのでベタが病気にもかかりやすくなります。
そうなってしまうと塩浴や薬の購入と時間と費用でコストが大きくかかり、最悪の場合はベタが病気を完治できずに死んでしまうことも考えられます。
仮に頻繁に水替えをする場合でもそれはそれでベタに負担がかかってしまいます。
綺麗な水になるといっても、水質が毎日変化するので頻繁に変わってしまえば弱体化してしまいます。
ベタにおすすめのフィルターとは
フィルターはなんでもいいというわけではありません。
強い水流を好まなかったり、フィルターの目が荒いとベタを傷つけてしまいます。
こちらの記事ではベタにとっておすすめのフィルターがまとめてあります。
【おすすめ3選】ベタ向けのフィルター選び!#4 - アルの備忘録
本当にフィルターはいらないのか?
改めて結論としては
フィルターは付けた方がいいということです。
フィルターを付けないというのは人間側の都合になります。
ボトルや瓶で飼える!
フィルターはいらない!
といった文句に惹かれて飼育しやすいイメージがありますが、実際はフィルターのほかにもヒーターが必要だったりと必要器具は他にもあります。
本当にベタを想うならフィルターをつけてあげた方が私はいいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!