アルの備忘録

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【写真】豪雨と雷鳴の中で「悪魔の喉笛」へ1時間半の旅。アルゼンチン側part1【ブラジル旅行記】【イグアス編】

天と地の自然の驚異を一度に堪能することに。

 

ついに「悪魔の喉笛」へ!

 

イグアスの滝はアルゼンチン側からがすごい!

 

ブラジル側も十分楽しめますが、イグアスの滝の約80%はアルゼンチン側にあります。さらに、「悪魔の喉笛」と呼ばれる場所はイグアスの滝が密集しており、それらを真上から見ることができるのです!

 

しかし、僕たちは観光というよりも名前通り、悪魔の地獄に近い環境に身を置くことになりました。

 

イグアスの滝

アルゼンチンとブラジルの国境にあるイグアスの滝はどちらからでも観光することができるほど大きな滝です。世界三大瀑布にも数えられており、世界最大水量を誇ります。

 

僕たちは最初にブラジル側からイグアスの滝を観光して、2日目にアルゼンチン側へ行きました。体験からアドバイスすると、絶対にブラジル→アルゼンチンの順番でイグアスの滝を見たほうがいいです。

 

ブラジル側

初日。空港からまっすぐ続いている道を進むとイグアスの滝にたどり着きます。イグアスまでの道のりは一本道ですが、遠いので必ずバスかタクシーを使いましょう。歩くのはかなりきつく、覚悟がないと厳しいです。

 

イグアスの滝に突っ込むツアーもあるのでアクティビティも充実しています。 

www.matematetea.com

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アルゼンチン側

アルゼンチン側の魅力はやはり、世界最大水量をみることができる「悪魔の喉笛」です。悪魔の喉笛へは国立公園からトロッコで登っていき、途中下車して遊歩道をひたすら歩いていくと悪魔の喉笛にたどり着きます。

 

国立公園

トロッコ

アッパー・トレイル

(遊歩道)

悪魔の喉笛

 

 

トロッコ

国立公園についたらトロッコがあるところまで歩いていきましょう。後はどんどん登っていくのでウキウキして途中下車するところまで待ちましょう。

 

 

僕たちが国立公園についた時には雨が降っており傘をさして行きました。トロッコには20分くらい乗っていましたが景色が木々があるだけで変わり映えせずひたすら待っていました。そして他の乗客と一緒に駅に着いたのでおりました。

 

 

地獄の修業がそこから始まったのです。

 

アッパー・トレイル

アッパー・トレイル(遊歩道)はトロッコ駅から悪魔の喉笛へつづいています。約1キロほどの道なりを景色を楽しみながら進んでいきましょう。

 

 

この時、雨が強くなり始めていました。傘をやめてカッパを着て進んでいましたが、かなりしんどい。約1キロの道は15分程度で目的地に到着するはずですが、僕の記憶では1時間近く歩いていた感覚が強く残っています。それくらい雨が強くしかも、8月の冬の寒さを進んでいました。靴とくつした、ズボンは歩くにつれびしょ濡れになり足も重くなってきました。

 

悪魔の喉笛が見れるということは僕の好奇心を刺激してアドレナリンが僕を元気にしてくれていました。

 

同時に、僕は悟っていました。

 

行く人がいれば帰る人がいる。

 

アッパー・トレイルですれ違う

帰る人の表情が全員もれなく下を向き、この場から一刻も早く帰宅したいということを。

 

雨と寒さと国立公園を出るまでの道のりが帰りには待っていることを。

 

雷雨の悪魔の喉笛

アッパー・トレイルを進んでいくと次第に轟音が聞こえてきます。圧倒的水量が僕たちを威圧してきます。悪魔の喉笛が見れるところは遊歩道の最終地点になっており、多くの人がカメラ片手にごった返しています。サービスもあって、プロのカメラマンが写真撮影をしていました。もちろん料金は結構します。

 

 

 

さて、僕たちの旅路はというと、疲労困憊です。ガイドさんもご高齢に関わらず、傘をさして余裕で雨と寒さの中を進んでいきます。もう、流石の一言です。

 

僕と父は1キロの道をひたすら無言で進んでいきます。

 

びしょ濡れ。

 

その感覚もありません。

 

雨が次第に強くなってきました。

 

悪魔の喉笛に近づくにつれて轟音が響くので目的地が近くにあるとわかります。

 

ラストスパート

 

もうすぐの所で、雨がどしゃ降りに。

 

そして、聞いたこともないような雷鳴がとどろく。

 

 

しかし、僕はこんな感じでした。

疲労困憊+冬の寒さ+どしゃ降り+ずぶ濡れ+雷鳴+滝の轟音

 

=帰りたい。。。

 

写真「悪魔の喉笛」

悪魔の喉笛に無事に到着して天と地の自然の驚異を一度に堪能することができました。雨の神、雷の神、水の神、大地の神。

ありがとうございました。

 

アルゼンチン側からみたイグアスの滝。通称「悪魔の喉笛」

 

燕が滝の中に巣をつくっているので滝に向かって突っ込む姿が見られます。

 

ブラジル旅行記

帰りは案の定、うつむき気味にとぼとぼ来た道を帰り、トロッコがくるまで数十分間も雨の中で寒さと戦いながらスタート地点に戻ってきました。

まるで修業のような旅路はこの後、僕たちにアルゼンチンのおもてなしをしてくれました。アルゼンチンの牛肉をご馳走になりました。

 

悪魔の喉笛の名前にふさわしい、天候の中で圧倒的な水量と大きさにビックリしました。今回は中途半端な天気ではなかったのでいい思い出になりました。

 

必ず、生きている間にもう一度行きます!