イグアスの滝を見ただけ?
まだまだだね。
僕はボートの先頭に座ってイグアスの滝に突っ込みました。
全身びしょ濡れになりました。
しかも冬の雨空。
そんな話より80歳おばあちゃん のイグアス滝つぼツアーの話がバイタリティ感じます。
長生きの秘訣は「挑戦」ですね。
イグアスの滝
イグアスの滝はブラジル側とアルゼンチン側の双方から楽しめます。
僕のおすすめとしては必ずブラジル側から見ることです。
そしてアルゼンチン側の「悪魔の喉笛」と呼ばれる名スポットに行くことです。
滝つぼツアー
皆さんはイグアスの滝をボートから見るのではなく、
「滝に突っ込むツアー」
知っていますか?
これがもう、最高のアクティビティ!
高速ボートは下流の方から滝に向かって高速で遡上します。
その揺れはとても激しく、最初は驚きました。
何回も向きを変えながらボートは滝の下に突っ込んでいきます。
おそらく20分程度だったと思いますが、終わった後は冬にも関わらず、滝に打たれたことによって気持ちが晴れやかになりました。
もちろん寒いです。
夏だとカッパなども必要ないですね。
必要なモノ
僕が滝に突っ込むツアーをしたのは8月の冬の雨の中でした。
とっても寒い中、せっかくなので挑戦しました。
中でも以下の2つは必ず必要です。
その他、詳しい服装や持ち物については下記のリンクを参照してください。
イグアスの滝は雨天決行!8月と雨天時の服装を教えます。ハナグマには注意⁉ブラジル側part2【ブラジル旅行記】【イグアス編】
全身を覆うカッパ
帽子付きでひざ下まであるカッパを必ず準備しましょう!あと、カッパの帽子にはひもがついているモノがいいです。紐を引っ張って、顔にかかる水量も少なくしましょう。
スマホ防水ケース
スマホで動画撮影や写真を撮りたい方は絶対にこれを買いましょう。一度これを買っておくと、今後も水のアクティビティでも活かせます。
80歳おばあちゃん
これはガイドさんから聞いた話。
数年前に日本人の団体客が同じように「滝つぼツアー」に参加した。
その中には80歳のおばあちゃんがいて、ワクワクが止まらない様子でいた。その歳でイグアスツアーに参加するだけで結構すごいと思うが、それだけでないのがこの話。
一行がボート乗り場について、ライフジャケットを装着してボートに乗り込んでいた。
ふとみんなの視線が集まった。
ボートに乗り込むみんな中に80歳のおばあちゃん!!?
これから世界三大瀑布のひとつであるイグアスの滝に向かって突っ込み、ずぶ濡れになることを知っているのだろうか?
皆の不安と心配をよそに一緒にボートに乗り込むことに。
一行を乗せたボートは激しさを増しながら滝に向かって遡上する。
そしてボートはゆっくりと目的の滝に向かってゆっくり突っ込んでいく。。。
世界三大瀑布の中でも最多水量を誇るイグアスの滝の中でも小さな滝に向かって突っ込んでいく。
一行は悲鳴や雄たけびをあげながら滝に打たれることによって快楽と恐怖を楽しんでいる。
何度も何度もボートは旋回を繰り返して滝に突っ込んでいく。まるで乗客の様子を楽しむように。
楽しむことに必死な者。
行水として煩悩を落とすことに必死な者。
邪念を振り払うことに必至な者。
この体験を自慢したい者(筆者)
それぞれが己に打ち勝つようにイグアスという日本の裏側にある世界三大瀑布の中でも最大水量を誇る滝の片隅にある小さな滝に突っ込んでいった。
そして無事に滝に突っ込むツアーが終了した。
みな、満足したようにイグアスならではの滝ツアーを楽しんだようだった。
それぞれの目的を達成でき、日本ではできない体験をした気持ちだったのだろう。
唯一名を除いては
ガイドさんが皆をバスに帰らそうと引率し始めると口を開けたものがいた。
「もう一回行ってくる!」
!!!!!!!!
????????
Σ(゚Д゚)
聞き間違えだろうか。
ガイドさんがバスに戻るように促すともう一度、「もう一回やろう!」といった。
誰だ???
「もう一回できるよね?」と。
誰だ???
皆が視線を向けるとそこにいたのはあの80歳のおばあちゃんだった。
ここでもう一回行くということはあの世界三大瀑布の中でも最大水量を誇るイグアスの滝の片隅にある滝に打たれてもなお、体力を消耗しないバイタリティーあふれる精神が肉体に宿っているとしか考えようがない。
日本人の平均寿命は世界の中でも高齢だ。
特に女性は男性よりも長生きする。
生命力が強いのだ。
80歳のおばあちゃんは普通の人とは違う、
それらをはるかに超えるバイタリティを身に宿している。
ガイドさんとみんなが帰るように促すと80歳のおばあちゃんは駄々をこねた。
根負けしたおばあちゃんは泣く泣くみんなと一緒に帰っていった。
しかし、もし、もし、もう一回だけ滝に打たれに行っていたらおばあちゃんは満足したのだろうか。
もしかしたら、「もう一回!」といったかもしれない。
齢80歳になってイグアスに行って滝にうたれることが自分自身にはできるだろうか。
これは人生をかけて「挑戦」しなければならない大きな壁だ。
ブラジル旅行記
イグアスの滝に突っ込むといっても「悪魔の喉笛」ではなくそれよりも下流にある滝です。それでもだいぶ大きな滝なので突っ込む前はやっぱり怖いです。ポイントとしては、できる限りボートの最前列、できなければ端っこに座ることが楽しむコツです。
流石です。
誰だか知らないおばあちゃん!